桜木紫乃のホテルローヤルを読んだ。
桜木紫乃は大好きで、多分ほとんど読んでいる。
この本は、立ち読みでほとんど読んだのですが(^^;)、あまりのエロさにちょっと抵抗感があって、自分で読もうとは思えませんでした。
でも、図書館で偶然目にして、借りてみることに。
釧路は一度だけ行ったことがあるのですが、桜木紫乃の本を読むと、あの寂しげで寒々しい独特な街の雰囲気がよみがえります。
その寒々しさとエロさが相まって、どの短編もまさに桜木紫乃感を堪能できる小説でした。釧路で暮らしてみたくなります。
短編それぞれがホテルローヤルに関連していて、なんとなくその作りが、姫野カオルコの ツ、イ、ラ、クにからんだ小説に似ているような。